英会話の評価って???

中学校や高校では英語の評価はペーパーテストの結果が重要視されています。が、本当の英語力は、ペーパーテストのような暗記力とはまた異なったものだと、私自身いつも感じています。多分、英会話の評価は、今の子供たちが大人になって、実際に英語をコミュニケーションの手段として使う15年後、20年後に現れるのではないかと思っています。『三つ子の魂百まで』と言われますが、初めて英語に触れるのがテスト中心では、これから続く長い英語教育が楽しんでもらえないのではないでしょうか。ですから、小さいお子さんには特に「英語は楽しいものだ!」という印象を持ってほしいのです。どんな国の言葉であれ、子供たちは聞いて耳から覚えます。ですから小さいときに聞いた言葉は意味がわからなくてもいいのです。まずは音やリズム、イントネーションから英語の世界に入っていくのが理想的だと考えます。最近は「多読」も流行ってきているようですが、英語を知っている、読めるだけではなく、使える英語を身につけてほしいと常々感じています。小さいお子さんに求めることは、まずよく聞いて声を出す=オウム返しのように真似をする、積極性、体を使って表現するということに尽きます。文法や文字の読み書きはまだそんなに必要ないと思います。幼児から小学校低学年はただ英語の文字が目から入ってきている環境に身をおくだけでいいのではないでしょうか。子供たちに英語を教える上で最近大切だと思うことは、その場にあったマナーも一緒に身につけてくれるといいな〜と思っています。よくアメリカは自由の国だから・・といわれますが、実際は移民の多い国ですからマナーやルールを守って生活しているのです。例えば、自分に自身を持つと同時に他者を尊重する、他者へ関心や思いやりを示すなど。よく欧米人は友達や周りの人の服装や持ち物を褒めたりしていますが、誰も褒められて嬉しく思わない人はいないのですから、それも他者を思いやったり関心を示していたりする証拠だと思います。

アメリカンホームでは、できるだけ”Let me try!”「僕・私にやらせて!」と自分から手をあげて意見を述べたり、挑戦する姿勢を学んで欲しいと思っています。ここ数年”Who wants to try?”「誰がやってみたい?」と講師が聞くと、反射的に”Let me try!”と言う声が聞けて、講師もやりがいを感じています。時々、何をやるかまだわからないけど、講師がこの質問を投げかけると反射的に言う子供がいます。多分、そんな状況で覚えていくのが一番なのだろうと思います。中には、誰かがくしゃみをするとすぐに”Bless you!”とその人に言う子もいて、かなり前に教えたのにちゃんと覚えていて使ってくれていると感じるとき、そんなときは「あ〜教えるって楽しいな」と思います。しかし、こんなことはペーパーテストでは評価できないのです。どれだけ単語を覚えていても、その状況にあわせて、自分の知っている英語を上手に使いこなす器用さが求められるコミュニケーションを点数で表すこと自体無理があると私は思います。 こう言うと学校教育に反対なのかと思われますが、私自身中学校から英語を学び、そのお蔭で今日英語を教える仕事に就いているのですから、反対派とは言えませんが、最近の英語に求められている重要性からすると、学校でのテストの方法には疑問を覚えます。ペーパーテストでは点数が出てこない積極性や、器用さ、マナー、協調性など外国人と接している中で学んでもらうことが英会話スクールの役目なのではないかと思っています。小学校に英語が導入されるのに賛否両論ありますが、私は言語習得は早い時期の方がいいのではないかと思っています。間違っても恥ずかしいと思わない年代、歌を歌ったり、体でジェスチャーするのが楽しい年代、聞いてそのままの発音が真似できる年代には限りがあると思うのです。もちろん、その一方で国語の教育も今以上に大切だと思っています。

今私たちが教えている子供たちの15年後、20年後に、自分の意見がしっかり言え、日本のことを誇りを持って説明できる大人になってくれることを目標にして日々のレッスンではできるだけ楽しい雰囲気で英語に慣れることができるように頑張らねば!!と思う今日この頃です。ちょっと真剣な話題になってしまいましたね。   Hiromi